日本バスケットボール界の歴史と今後の展望

経済学科 25組 7番 大里 昌弘

【序論(目的)】

1.本研究の意義・目的
 私は中学校から現在もバスケットボールを続けてきており、バスケットボールの歴史についてずっと興味を持っていた。これらについて、調べることでバスケットボールへの理解を深めていきたいと考えている。さらに。日本のバスケットボール(主にJBLとbjリーグ)についても調べ、今後のバスケットボールの発展に向けて言及していきたいと考えている。
2.先行研究の検討
 本研究では主な参考文献として『バスケットボール物語』『バスケットボール:その起源と発展』『意地を通せば夢は叶う!』の3冊を中心として進めていく。
3.本研究で明らかにすべき課題
 バスケットボールに関する様々な疑問を解決すべく、本研究に臨みたい。そして、日本のバスケットボールがこれから発展していく上での課題を明らかにし、解決策を提言していきたいと考えている。

【各章の概要】

第1章バスケットボールの誕生と日本への移入
 第1章ではバスケットボールの創世記について記している。
 1891年、バスケットボールはジェイムス・ネイスミスによって作られた。そして初めての、バスケットボールの試合が行われるのだが、その試合に出場していた選手の中に石川源三郎という日本人がいた。石川は日本にバスケットボールを伝えることができなかったが、のちに大森兵蔵の手によって、日本にもバスケットボールが移入されることとなる。

第2章バスケットボールの発展から現在
 第2章では日米のバスケットボールの発展について論じている。
 1913年のフランクリン・H・ブラウンの来日によって、バスケットボールはYMCAを中心により広まることとなる。ブラウンは、1930年に帰国するまでに、日本各地のYMCAにおいてバスケットボールの普及・指導を行った。戦後、バスケットボールは学校教育にも徐々に取り入れられ、学校の体育館設備の充実化もあり、部活などを通じて競技者は徐々に増えていった。最近では、漫画『SLAM DUNK』の影響やアメリカのドリームチーム結成などにより、若者を中心にバスケットボール人気と認知が高まった。
 バスケットボール誕生の地であるアメリカにおいても、YMCAを中心に普及した。大学ではチームも誕生し、1939年からは全米大学選手権が始まり、今でも人気を強い人気を博している。プロバスケットボールリーグの最高峰でもあるNBA(当時はBAA)は1946年に誕生した。はじめは、アメリカ人がほとんどであったNBAも、今では各国から選手が集まり、国際化が進んでいる。

第3章現在の日本バスケットボール界
 第3章では日本のバスケットボールのトップリーグである、JBLとbjリーグについて言及し、それぞれの課題を挙げた。新JBLの今後の課題は何と言っても完全プロ化である。一方、歴史は浅いがプロリーグであるbjリーグの課題は、選手の質と経済的問題であった。さらには2リーグの統一構想などにも言及している。

【結論】

 本研究ではバスケットボールの歴史を探り、現在の日本バスケットボール界の抱える課題を明らかにしてきた。結論では、これらの課題に対する、日本のバスケットボール界発展のための解決策を記している。私の考える解決策は、

JBLとbjリーグの早期統合によるプロアマ混合リーグを形成すること

バスケットボールの育成制度改革
である。以上の2点について詳しく解説している。
 時代の変化とともに形を変えてきた「空手道」であるが、礼節や気迫といった武道としての根本的な部分は今も昔も変わる事なく受け継がれている。むしろその効用を最大限に活用することで、現在も「空手道」は発展を続けている。「空手道」によって日本がよりよい文化を築きあげてくれることを期待したい。

【主要参考文献】

金城裕 唐手から空手へ 株式会社ベースボールマガジン 2011年
外間哲弘 空手歴史年表 沖縄図書センター 
外間哲弘 沖縄空手道古武道の真髄 那覇出版社