立山の食と自然を満喫できるマルチヘルスプロモーションイベント(後半)

経済学科 24組33番 安永 萌子

【3. 立山黒部ハーフマラソン】

 立山町には、近年小規模な町民マラソン大会があるが、私達が考えた企画では、公式の記録を狙うランナーと、立山の食や景観を楽しみながら走るエンジョイランナーの2つの選手層をターゲットにした。開催日は11月の第1週に設定した。

【4. 物産展「立山満喫フェスティバル」】

 マラソン大会の開催と同時に来ていただいた方に立山の魅力を満喫してもらうために「たてやま満喫フェスティバル」を開催する。主な内容は、「B級グルメ大会」、「農産物品評会」、「ステージイベント」の3つである。

【5. 立山観光】

 私達は、マラソン参加者へさらに立山を満喫してもらうためのプランの一環として「立山スーパービューパス」を提案した。「立山スーパービューパス」とは、立山駅から黒部湖までの立山黒部アルペンルートの有名な観光地である弥陀ヶ原、みくりが池、黒部ダムなどへの運賃がお得となる1日フリーパスのことである。これは、マラソンやたてやま満喫フェスティバルで感じてもらった立山町の食や自然を、観光という形で別の側面からの魅力を体感してもらうためのものである。

【まとめ】

 私達が提案したのは、町おこしをする上で重要と考えられる3つの要素を取り上げたものである。スポーツでは健康維持・新たな客層の開拓、物産展では地域振興・コミュニケーション、観光では、知名度アップを軸として行う。健康・食・自然のすべての要素を様々な方面からアプローチしていくことで、マルチヘルスプロモーションイベントはより完成された形になる。
 そしてこれを、マルチヘルスプロモーションという概念として提案した。最終的には観光客と定住民人口の増加を狙い、日本全国、そして世界へ広がる観光スポットとして、立山町の名を有名にしたいと考えた。

【おわりに】

 今回私達は、この地域活性化インターカレッジコンペティションに参加して、様々なことが勉強になった。立山町を訪れ、その土地の美味しい食材を頂き立山の大自然に触れ、事前調査では知ることができなかった立山町の魅力を知ることができた。また、地域活性化の企画をするにあたって計画不足や意見をまとめるのに時間がかかってしまったことなど反省点があるが、私達なりの斬新なアイディアを提案することができたと思う。大会本番では、他大学や他のゼミのプレゼンテーションを聞き、自分達にないアイディアやプレゼンテーションの仕方など勉強になった。最後にこのような勉強の場を与えて下さった立山町の方々にお礼を言いたい。お忙しい中、舟橋町長をはじめとする立山町の方々に貴重な話をして頂き心から感謝したいと思う。